ANA グループ、過去最大となる航空機70機の発注を決定、B777-9Xも20機

ANAホールディングスは2014年3月27日、5機種、合計70機を確定発注することを決定した。ANAグループが同時期に発注する機数としては過去最大。投資額も過去最大となる。15年先を見据え、中長期成長の原資と更新機材の安定的な確保を目的として機材計画を策定することで、さらなる経営基盤の強化を図っていく。

まず大型機では、ボーイング777-300ERの後継機としてボーイング777-9Xを20機の発注を決定。ボーイング777-9Xがデリバリーされるまでの国際線成長原資としてボーイング777-300ERを6機追加発注する。また、中型機ではボーイング787-9を新たに14機追加発注する。これにより、同型機種の発注機数は合計80機となり、世界最大のボーイング787発注エアラインとなる。さらに、小型機では、ボーイング737-500およびA320の後継機として、A320neoを7機、A321neoを23機新規発注する。

ANAグループでは、今回発注した機材を活用して、2020年の東京オリンピック・パラリンピックやアジア市場の拡大による訪日外国人需要、日本人の海外旅行需要のさらなる拡大に備えていく考え。