リクルートライフスタイルの情報誌「ケイコとマナブ」が実施した2013年度の「人気おケイコランキング調査」で、F1層の習い事の目的が“仕事・将来のための自己投資”から“趣味趣向重視のプライベート充実”へと、傾向が変化していることが判明した。
この1年間の学び事・習い事について、2009年から上昇を続けていた「就職・転職のため」が9.2%減の14.7%となり、過去5年で最も低くなった。他にも「教養・知識を深めるため」(2.8ポイント減の30.8%)、「将来に備えるため」(6.5ポイント減の19.2%)、「レベルアップのため」(4.6ポイント減の21.7%)などが減少。
代わりに、下降傾向にあった「プライベートを充実させるため」(2.1ポイント増の26.6%)、「好きなことに没頭するため」(4.2ポイント増の17.1%)などが上昇した。全体的には自己投資型の習い事の方が大きいが、リクルートライフスタイルでは景気回復のきざしで趣味に時間を使うゆとりが出てきたと変化の理由を分析している。
人気の習い事は、「英語」が10年連続で1位となり、ヨガ・ピラティス、フィットネスクラブ、家庭料理と続く。「お菓子」(6位→9位)、「ベリーダンス」(16位→31位)など女子力アップの分野が減少傾向にあり、「茶道」(16位→10位)、「着付け(16位→11位)、「生け花」(22位→14位)など、和の習い事のランクアップが目立った。
2014年も同様の傾向で推移しており、「書道」(16位→11位)や「日本料理・懐石料理」(24位→22位)の和の分野のさらなるランクアップのほか、「心理・カウンセリング」(17位→13位)、「リフレクソロジー」(51位→25位)など、癒し系の分野が台頭しそうだという。
【今後やってみたい学び事・習い事/2014年人気おケイコ予測ランキング】
1.英語
2.ヨガ・ピラティス
3.家庭料理
4.お菓子
5.パン
6.フィットネスクラブ
7.着付け
8.簿記
9.アロマテラピー
10.ペン字
11.書道
12.メイク
13.ワード・エクセル
13.心理・カウンセリング
15.カラー(コーディネート、セラピー)
16.茶道(抹茶)
17.ファイナンシャル・プランナー
18.フランス語
19.フラワーアレンジメント
20.ピアノ
20.編み物・刺しゅう
22.写真・カメラ
22.日本料理・懐石料理
24.ヴォーカル・カラオケ
25.リフレクソロジー
26.ネイル
27.お茶(紅茶、煎茶、中国茶)
28.エアロビクス・ボクササイズ
29.陶芸
30.韓国語
30.バレエ