遅れやすい航空会社は?遅延率トップ3は引き続きLCC3社 -2014年1~3月

国土交通省はこのほど2014年(平成26年)1~3月の特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開を行った。それによると、遅延率(出発予定時刻よりも15分終えて出発した便が対象)は、前年同期実績の9.05%を上回る10.19%となった。

最も遅延率の高かった航空会社は、昨年12月20日から就航を開始したバニラエアで22.6%。しかし、エアアジア・ジャパン時代の2013年10月〜12月45.83%と比べると大幅に改善した。次に高かったのがピーチアビエーションで21.35%。特に機材繰りによる遅延が17.7%と突出して高くなった。ジェットスタージャパンが17.11%となり、遅延率トップ3は引き続きLCCとなった。スカイマーク(12.08%)とエアドゥ(8.79%)はそれぞれ機材繰りでの遅延が多くなった。最も低い遅延率はスターフライヤーの7.04%。大手に二社は、全日空が8.77%、日本航空が8.67%。

なお、国交省が発表している「特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開」は「航空の利用者が自己責任により自由かつ的確に航空輸送サービスの選択を行うことが可能に」することを目的に毎年4半期毎に発表。また、比較については「対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。」としている。

国交省資料より

(トラベルボイス編集部)

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