タクシー乗車前に運賃が確定される新制度、配車アプリで10月から開始へ、国交省が本格運用ルールを策定

国土交通省は、配車アプリを用いてタクシー乗車をする前に運賃を確定するサービスについて、2019年10月1日から開始することを発表した。これにあわせ、同サービスの本格運用ルールを4月26日付で策定した。

これによると、運賃の事前確定の方法は、配車アプリ等で旅客が入力した乗車地点と降車地点との間の推計走行距離をもとに算定した運賃に、地方運輸局が定める係数を乗じて算定。この運賃を旅客と事業者との間で合意し、運賃が確定となる。運転者は旅客に対し、配車アプリなどを利用して走行予定ルートを示して原則、提示したルート通りに運行する。旅客は、事前に合意した確定運賃を支払う。運賃を算定する係数は、直近年度の輸送実績をもとに曜日と1時間ごとの時間帯で設定。係数は毎年見直しをする。

本格運用ルールは、2017年度に実施した実証実験と、運用ルール案のパブリックコメントの結果を踏まえて策定した。国交省では7月1日から、事前確定運賃でのサービス実施を希望する事業者の認可申請受付を開始する。

発表資料より

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