欧州でも観光産業に新型コロナの影響拡大、イースター休暇を直撃か、仏ルーブル美術館も休館

写真:AP通信

ヨーロッパでの新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、各地の観光施設でも影響が出始めている。AP通信が伝えている。

イタリアでは、北部のヴェネト州やロンバルディア州を中心に2020年3月2日、この2日間で倍増の1694人に急増。死亡者も5人増えて34人なった。フランスでは感染者が1日で30人増えて130人に増加した。

フランス政府は2月29日、室内など閉鎖空間で5000人以上が集まるイベントを禁止する方針を打ち出した。

アメリカ政府は、イタリアのヴェネト州やミラノを含むロンバルディア州への渡航危険情報を引き上げた。これを受けて、アメリカの大手航空会社はミラノ線を運休。アメリカン航空は今後2週間、キャンセル手数料を無料にすると発表した。

AP通信によると、観光産業はイタリア経済の13%を占め、アメリカからは年間560万人以上、外国人訪問者全体の9%を占めているという。

イタリアへの渡航規制強化とフランスでの警戒レベル引き上げは、イースター休暇時期を迎える両国の観光産業に大きな打撃を与えることは間違いない。

パリのルーブル美術館は1日、新型コロナウイルスへの感染を懸念する職員が出勤を拒否しため、休館した。世界中から旅行者が来場することに加えて、レオナルド・ダ・ヴィンチ展のためにルーブル美術館に貸し出していた展示品を引き取りに来たイタリア人スタッフにも懸念を示しているという。

イタリア政府観光局は、ミラノ大聖堂について、大聖堂関連施設(大聖堂、テラス、考古学エリア、大聖堂博物館、サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会)は、2020年3月2日より旅行者の入場を再開すると発表した。しかし、-訪問人数が多数になることを避け、予約入場のみ。グループツアーについては、訪問人数が多数になることを避けるため、最大10名まで。観光局では、各スポットではできる限り密集環境になることを避けるため、各エリア係員が入場制限などの措置をとる場合があるとしている。ただ、今後の状況の変化によっては、変更の可能性もある。

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