【年頭所感】ANAセールス代表取締役社長 高橋誠一氏 ―「現在窮乏、将来有望」、新体制下で新しい価値ある旅づくりに挑戦

ANAセールス代表取締役社長の高橋誠一氏が、2021年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

同社は今年、旅行ビジネスの深化とビジネス領域の拡大を図るため、ANAグループの顧客関連事業を担うANA X社と事業再編を控える。高橋氏は、この新しい年の年頭所感のタイトルに、全日空(ANA)の全身である「日本ヘリコプター輸送」の初代社長・美土路昌一氏の言葉「現在窮乏、将来有望」を用い、新体制の下、旅行ビジネスの進化とビジネス領域の拡大を図り、新しい価値ある旅作りに挑戦する意欲を示した。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2021年 年頭所感 -「現在窮乏、将来有望」

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年来、新型コロナウイルス感染症により、人々の生活や経済活動に対して大きな影響が続いております。罹患された方とそのご家族に対して心よりお見舞い申し上げるとともに、昼夜を問わず最前線で対応されている医療従事者、関係者の皆様に深く敬意を表し感謝申し上げます。

2020年はこれまで経験したことのない大変厳しい1年となりましたが、一方でテレワークやオンライン会議などをはじめ、社会の新しい動きが登場、進展した1年でもありました。

ANAトラベラーズでは「あんしんの約束」を基盤に、三密回避の商品をはじめ、ワーケーションやオンラインツアー、A380を使った遊覧チャーターなど、環境の変化に対応し、お客様のニーズの変化に寄り添った商品・サービスをご提案してまいりました。

表題は全日本空輸の前身「日本ヘリコプター輸送」の初代社長を務めた美土路昌一の言葉です。

2021年は社会の新しい動きがさらに加速することが想定される中、旅行ビジネスの進化とビジネス領域の拡大を図るため、ANAグループのANA Xと事業再編いたします。

コロナ禍の収束見通しは未だ不透明ではありますが、ワクチンの開発や東京オリンピック・パラリンピックの開催などを契機に、人々の移動が再び活性化していくことを切に願いつつ、新体制の下、これまで以上にANAグループとして培ってきた「安心と信頼の品質」に更に磨きをかけ、新しい価値ある旅づくりに挑戦してまいります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

ANAセールス株式会社

代表取締役社長 高橋誠一

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