ジャルパック代表取締役社長の江利川宗光氏が、2021年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
江利川氏は新たな年を、日本人が意志を持って切り拓く「新開国元年」にしたいとの抱負を述べた。日本が先頭に立ち、安全安心な旅を実現し、「世界の開国」をリードする。まずは、東京五輪の開催にあわせ、業界とともに管理型旅行から海外旅行と訪日旅行を実現することに意欲を示した。同時に、ツーリズムの大義、重要性を多くの人に理解してもらう努力も必要と述べている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2021年 年頭所感
新年、あけましておめでとうございます。
世界中が新型コロナウィルスに翻弄された2020年。どうも好きになれなかった流行語に『ニューノーマルな時代』があります。意味するところが曖昧であることに加え、ノーマルと一方的に決めつける様な押し付けがましさを感じてしまうからです。
迎えた2021年。新たな年を、コロナ禍に強いられた『ニューノーマル時代二年』ではなく、我々日本人が意志を持って切り拓く『新開国元年』にしたいというのが私の抱負です。日本の歴史上、江戸時代末期のペリー来航や太平洋戦争敗戦による国際社会への復帰は、他国から強いられた「開国」でした。しかし、21世紀の今日、世界中で国際交流が制限された中で、日本が先頭に立って、安全・安心な旅の実現により、主体的に「世界の開国」をリードしていくことができると信じています。
『新開国元年』の今年、東京2020オリンピック・パラリンピック開催とともに、安全・安心な海外旅行(含む訪日インバウンド)を、先ずは管理型旅行により業界の皆さんと共に実現したいと思います。そのためにも、ツーリズムによる国際民間交流や若者の海外体験が有する大義、重要性を、改めて多くの人々に理解していただく努力も必要です。業界一丸となって、ツーリズムの歴史の1ページを飾る希望の1年にしていきましょう。
株式会社ジャルパック
代表取締役社長 江利川宗光