海外旅行向けWi-Fiレンタルサービス「グローバルWiFi」などを提供するビジョン代表取締役社長兼CEOの佐野健一氏が、2021年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
佐野氏は、コロナ禍の困難な時期に、新しい海外旅行情報サイトを開設したことを紹介し、その取り組みの背景を説明。一方で、海外出張に代わって増えた海外とのリモート会議や商談の需要に対応し、通訳・吹替サービスの新事業を開始したことも説明した。「世の中の情報通信産業革命に貢献します。」の経営理念のもと、ユーザーが安心して便利に効率良く利用できる新しいサービスの創り手となり、多くの夢の実現を応援していくとしている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2021年 年頭所感
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
この度、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。
また、最前線で国民の健康福祉に貢献してくださっている医療従事者、介護従事者に心より敬意を表します。 不安な日々を過ごされている皆さまにおかれましても、一日も早い事態の収束を心よりお祈り申し上げます。
この度の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は世界中の方々の生活に大きな影響をもたらし、海外旅行・海外出張を激減・困難なものとさせました。
「グローバルWiFi」をご利用のお客様、お取引先様からも数多くの渡航取り止めとお困りのお声を頂戴し、また「いつ海外旅行や海外出張へ行けるようになるのだろうか」と心配と不安をお持ちの方が多くいらっしゃいました。
このような環境の中で「当社にできることがないだろうか」ということを起点に、ビジネス・レジャーを問わずコロナ禍における各整理と解決の一助となれることを目的として、アフターコロナ時代の各国出入国に係る情報をお届けする「新型コロナ×海外旅行・海外出張情報サイト」を設置いたしました。
海外渡航についての感情の整理の場としてもご活用いただけるよう、ウェビナー等各イベント・企画を通して、お客様とのインタラクティブなコミュニケーションに努めております。
コロナ禍におけるテレワーク拡大により、海外渡航向け「グローバルWiFi」より以前から提供しておりました国内Wi-Fiルーターレンタルサービスの需要が大きく伸びました。
また、世界的な渡航の制限やテレワークの拡大により、直接対面で会わない、リモート環境での商談・会議を行う企業も増加しました。
渡航制限緩和、受け入れを再開している国もでてきておりますが、以前のようにスムーズに海外渡航ができないことで、海外出張を控える企業が多くなっております。
「グローバルWiFi」にて国境を越えて海外の相手と事業活動をされる方のお力になるサービスを提供してきている当社は、このような状況下でもお客様が渡航を伴わなくとも海外の方とビジネスを進めていけるよう、通訳・吹替サービス「通訳吹替.com」の提供を開始いたしました。
「通訳吹替.com」は、オンラインでもオフラインでも、日本におけるビジネスシーンにてご利用いただけます。決算発表会や企業PRなどの動画や文章を、低価格でスピーディーに翻訳するサービスで、海外とのオンライン商談・会議時には、通訳も手配いたします。
そして、今年は延期となった東京オリンピックが開催されます。
引き続き新型コロナウイルス(COVID-19)と向き合っていくことが重要となりますが、海外渡航時のWi-Fiルーターレンタルサービスをはじめ、当社が提供しているサービスにてお客様の旅をサポートさせていただくことは勿論のこと、訪日外国人のお客様へのサービスもこれまで同様に万全な体制にてご提供してまいります。
今年もビジョングループは、「世の中の情報通信産業革命に貢献します。」の経営理念のもと、自らが新しいサービスの創り手となって、お客様がもっと安心して、もっと便利に、もっと効率良くご利用できるようにすることで、たくさんの夢の実現を応援してまいります。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
株式会社ビジョン
代表取締役社長兼CEO 佐野健一