タイ・プーケットでは、2021年7月1日からワクチン接種を完了した海外旅行者を隔離措置なしで受け入れる「プーケット・サンドボックス・プログラム」が開始された。
タイ国政府観光庁(TAT)によると、最初の4日間で、エティハド航空、エミレーツ航空、シンガポール航空、タイ国際航空がプーケットへの国際線直行便を運航し、ロンドン、フランクフルト、ドバイ、アブダビ、シンガポールなどから旅行者を受け入れるという。
プーケットでは現在、ホテル、レストラン、アクティビティ、店舗、そのほかビジネス施設1300ヶ所以上で、政府が定めた安全対策の認定(SHA認証)を受けており、従業員の70%以上がワクチン接種を完了し、SHAプラス認証を受けた事業者も増加しているという。
今後、プーケットに続き、同様のプログラムは7月15日からサムイ島で、その後、数ヶ月以内にクラビ、パンガー、パタヤ、チェンマイ、ブリーラムでも導入される予定。
プーケットでこのプログラムを開始した背景には、プーケットでもワクチン接種が進んでいる状況がある。6月末時点で島民の80%が1回目のワクチン接種を終え、2回とも完了した割合は60%にのぼるという。