京都・下京区鍵屋町にある任天堂旧本社社屋が2022年4月1日、ホテル「丸福樓(まるふくろう)」として開業した。Plan・Do・Seeがプロデュースし、建築家・安藤忠雄氏が設計・監修を手がけた。全18室で、レストランでの夕食・朝食に加え、ラウンジでの軽食や飲み物、客室ミニバーを宿泊料金に含むオールインクルーシブプランで展開。料金は1室2名あたりの1室が10万円から。
かるた・花札の製造販売や、任天堂創業者・山内家の住居として利用された旧本社社屋がホテルとして生まれ変わった。1947年に設立された任天堂の前身である「株式会社丸福」の歴史をつむぎ、当時の屋号をホテル名に含めた。
客室はルーフトップテラス併設の丸福樓スイート、露天風呂と和室併設のジャパニーズスイートなど、7つのスイートを含む全10室。旧本社社屋の既存棟は当時の建築様式や内装を活かし、新築棟はスタイリッシュで居住性の高い空間となっている。
レストランは料理家・細川亜衣氏が空間デザインと料理メニューを監修し「carta.。」としてオープン・季節の食材を活かした無国籍料理のラインアップを提供する。ラウンジは常時、飲み物や軽食、夜食を楽しんでもらえるようにする。