ANAとJALは、今年のゴールデンウィーク期間(2022年4月29日~5月8日)の予約状況を発表した。両航空とも、国際線では、コロナ前の水準には達していないものの、水際対策の緩和などによって、前年を大きく上回っている。
ANAの国際線は、 各国で入国規制が緩和されたことを受けて、アジア・北米間の接続需要が堅調に推移。予約数は前年同期比563.9%の6万4896人(2019年同期比22.7%)、予約率は同50.7ポイント増の66.2%にまで回復している。
JALの国際線も全方面で好調に推移し、予約数は同421%の6万9170人(同27%)で、予約率は同41ポイント増の60%となっている。方面別では、特にハワイ線の予約数は、日によってはほぼ満席の予約もあり、グアムも含めた予約数は同862.2%の3259人、予約率は77.2%で、復活の兆しが鮮明となっている。
国内線も前年比増、東北・北陸が高伸び率
一方、両航空とも国内線の予約数も前年比増。ANAは、予約数が同146.9%の78万3788人(同58.3%)、予約率が同7.6ポイント増の51.2%。方面別で最も予約数の伸び率が高いのは東北・北陸の同185.5%。沖縄は同123.8%にとどまっている。ピークは下りが4月29日、上りが5月5日。
JALの予約数は同200%の80万1340人、予約率は同14ポイント増の59%。方面別で最も予約数の伸び率が高いのは、ANAと同様に東北・北陸の同256.9%。ピークは下りが4月29日、上りが5月5日。