エイチ・アイ・エス(HIS)は、2022年の夏休みの旅行動向を発表した。リベンジ旅行で国内旅行はコロナ禍前の9割弱まで回復している。調査日は6月13日、HISでパッケージツアー、ダイナミックパッケージ、航空券を申し込んでいる人のデータを過去と比較した。対象出発日は7月21日~8月31日。
これによると、国内旅行は前年同日比で486.4%と、約4倍に増加。47都道府県の約9割が前年を上回る予約数で、コロナ禍前の2019年と比較すると、9割弱まで戻っている。平均単価は7万9500円。予約者数ランキングトップ5は、沖縄、北海道、長崎、大阪、福岡。出発日は、夏休み初日の7月21日を筆頭に、7月24日、8月17、21日、7月31日の順で集中している。
また、人気が高い沖縄予約の内訳は75%が本島、15%が宮古島、8%が石垣島の順。レンタカーの供給不足が課題となっている。
一方、海外旅行の予約については、出入国制限緩和などにより前年同日比で2191.1%(約22倍)となった。行き先別予約者数ランキングには、ホノルル、バンコク、ソウル、ロンドン、マニラが入り、平均単価は21万3600円。観光ビザが必要な韓国についても問い合わせが多く、8月1日出発分より催行再開するという。