欧州で進む「航空+鉄道」のタッグ、スイスでも拡大、1枚の航空搭乗券で鉄道に乗り継ぎ、2つの観光都市へ

スイス・インターナショナル・エアラインズは、スイス連邦鉄道(SBB)との「エア・レール」パートナーシップを、インタラーケンとルツェルンに拡大する。これにより、同航空の旅客は2022年12月11日から、1枚の搭乗券だけで、チューリッヒ空港からスイスを代表する2つの観光都市への鉄道に乗り継ぐことが可能になる。

旅行者は、スイス・インターナショナル・エアラインズのアプリでフライトと鉄道の両方を予約することが可能。鉄道の移動でも同航空のマイルを獲得することができる。

欧州では、航空会社と鉄道会社との協業が加速。アムステルダム、フランクフルト、パリなど鉄道駅がある空港で進んでいる。また、ドイツ鉄道(DB)は今年7月、初めてのインターモーダルパートナーとしてスターアライアンスに加盟すると発表した。

しかし、課題もある。パリのシャルル・ド・ゴール空港では標識が設置されていないため、鉄道への乗り継ぎの利便性が低いという。また、各航空会社はフライトと鉄道の予約システムの統合など技術的な課題にも対応する必要がある。

※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事: Swiss Extends Air-Rail Connections to Interlaken and Lucerne

著者:Edward Russell氏

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