LCC・エアアジアの新戦略、サブスクを長距離路線にも拡大、日本も対象、航空グループ6社を企業傘下に集約【外電】

アジア大手LCCのエアアジア・グループの持ち株会社キャピタルAは、エアアジアXを「エアアジア・アビエーション・グループ」に改称し、エアアジア・マレーシア、エアアジア・タイ、エアアジア・フィリピン、エアアジア・インドネシア、エアアジアXマレーシア、エアアジアXタイの6つの航空会社を傘下に置く。

同社トニー・フェルナンデスCEOは、同グループの航空会社について、すべてを統合するのではなく、欧州のインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)のように、同じ傘下で運営していく考えを示した。今後も、各社は独立した運営を行っていく。

一方、エアアジアは今年3月にフライト・サブスクリプション・サービスを開始。東南アジアでサービスを展開してきたが、さらに日本、韓国、オーストラリア、インド、モルディブ、ニュージーランド、香港、台湾、サウジアラビアも加えることを明らかにした。

同社は2種類のサブスクリプション・サービスを開始する。「Super+Lite」は従来の東南アジアへの無制限フライト、「Super+Premium」はエアアジアグループ航空会社が運航するすべての国が対象(長距離路線も含む)が対象となる。「Super+Lite」は203ドル(約2万7600円)、「Super+Premium」は524ドル(約7万1300円)。

キャピタルAによると、サブスクリプションの利用は2023年1月1日からだが、すでに10万人を超える加入者が東南アジア便50万席以上を予約しているという。

フェルナンデスCEOは「日本、韓国、香港、台湾などで国境が再開され、旅行が復活することを見越して、サブスクリプションサービスを準備してきた」と述べている。

※ドル円換算は1ドル136円でトラベルボイス編集部が算出

※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事: AirAsia Parent CEO Wants to Pull Its Airlines Into an IAG Model

著者:Peden Doma Bhutia氏

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