ナビタイム、国内全てのフェリー情報に対応、ルート検索など航路利用で最適ルートの表示へ

ナビタイムジャパンは2022年12月15日、全国のフェリーデータのカバー率100%を達成したと発表した。「NAVITIME」をはじめとするすべての消費者向けナビゲーションや法人向け「NAVITIME API」など、日本で初めて、全国すべてのフェリー情報に対応。これにより、ユーザーは個別に事業者のサイトで時刻を調べることなく、フェリーを利用するルートを探せるようになる。

具体的には、全国のフェリーを利用したルート検索や時刻表、地図上での港の表示が可能となり、これまで表示できていなかった島へのルートや、遠回りせずにフェリーを使った最適なルート案内ができるようになった。また、目的地検索時に、地図上で島を指定したり、島の名称をフリーワード検索したりすると、島内にある港の関連検索もできる。

同社はまた、法人向けサービスにも対応することで、MaaS領域で水路を活かした課題解決に取り組む事業者支援、地域活性化も視野に入れる。

ナビタイムは2009年4月にフェリーを利用したルート検索に対応して以来、フェリー情報の拡充に尽力。国土交通省海事局の「旅客航路事業現況データ」をもとに、移動を目的とする定時/常時運航かつ現在運航中の事業者273社、すべてのフェリーデータに対応した。本土・島間や島同士を結ぶ短~中距離のフェリーや片道1泊以上かかる長距離フェリー、空港連絡船、観光向けなど、さまざまなフェリーに対応しているという。

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