岐阜県・郡上おどり、今年はトロントでも開催、「徹夜おどり」の8月13日、模擬店で岐阜名物の販売も

岐阜県郡上市で伝統的に踊り継がれ、日本三大盆踊りとされる「郡上おどり」が2023年9月9日まで開催されている。コロナ禍の中止や規模縮小を経て4年ぶりの通常開催。特に、8月13～16日の4日間でおこなわれる「徹夜おどり」は全国から毎年多くの踊り客が集う夏の風物詩だ。2022年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念し、今年8月13日にはカナダ・トロントで「郡上おどり in トロント」を開催することが決定した。トロントに住む日本人コミュニティや、カナダ各地の日本文化に興味を持つ人々に体験してもらう機会を提供する。

8月13日は、日本時間の深夜1時から明け方4時までの郡上のお囃子や踊りを複数台のカメラで撮影し、トロントのホールのスクリーンに映写する。現地時間がお昼になってしまうトロントでも照明を落とし、提灯に明かりを灯して日本の夏の夜を演出。模擬店も出店し、五平餅や飛騨高山ラーメンなど、岐阜の名物を販売する。双方をライブ配信でつなぐなど新たな国際交流の形を目指す。トロントでは、2008年にも「郡上おどり in トロント」を開催している。