求人検索のIndeed(インディード)は、同社サイト上における観光・インバウンドに関連する求人および仕事検索の動向についての調査を実施した。それによると、2023年6月の観光業に関する求人は、全国旅行支援が始まった2022年10月と比較して8ヶ月間で1.8倍に増加。特に、新型コロナが5類移行の検討が開始された2022年11月からは4ヶ月連続で前の月を上回った。
また、観光業の中でインバウンド関連の求人については、2022年10月と比較して2.3倍、2020年6月との比較では2.7倍に増加した。観光業の求人全体におけるインバウンド関連の求人の割合は、2023年4月に過去6年間で最も高くなり25.9%。5類移行後は、コロナ禍以前の水準と同程度で推移し、2023年6月の割合は20.4%となった。
一方、観光業に関する仕事検索については、2023年6月は、2022年10月と比較して1.1倍の増加。特に、2023年2月からは5ヶ月連続で前の月を上回った。
2023年6月のインバウンドに関する仕事検索の割合は、インバウンドが再開された2022年10月と比較して1.4倍、コロナ禍の2020年6月との比較では1.4倍となった。