民泊エアビーアンドビー(Airbnb)は、ゲストおよびホスト向けに新たな機能アップグレードを発表した。
まず、評価、レビュー、信頼性に関するデータを基にAirbnbで最も好評を得ている200万軒の宿泊先コレクションとして、新たに「ゲストチョイス」を導入する。ゲストチョイスの宿泊先は平均星評価が4.9を超え、カスタマーサービス上の問題の発生率が平均1%のリスティングを集めた。
次に、レビュー(クチコミ)と評価の内容を拡充。レビューを新着順や評価順で並べ替えられるようにしたことで、ゲストは最も関心の高い内容が記載されたレビューを簡単に見つけられるようになる。また、新しいチャートに1つ星から5つ星までのレビューの内訳を表示。ゲストは肯定的なレビューと否定的なレビューの数を簡単に確認することができる。さらに、レビューに、レビュー投稿者と旅行に関する情報(居住国・地域、滞在期間、家族連れ・ペット同伴・グループ旅行の別など)も記載するようにした。
加えて、ホスト向けの一連の新しいツールとして、リスティングを管理し、ゲストが最も重視する情報を紹介できるようにする「リスティングタブ」を設けた。具体的には、リスティングの詳細をホストが簡単に追加でき、ゲストが必要とする情報を記載した到着ガイドを編集できるツールやAIを活用したフォトツアー作成ツールを提供する。
さらに、互換性のあるスマートロックとAirbnbアカウントを連携させ、予約ごとに固有の入室の際に必要になる暗証番号を自動生成させる機能も追加。これによって、ゲストは宿泊先に到着する前に、Airbnbアプリで入室用暗証番号を直接確認することが可能になる。スマートロックの連携は、Schlage、August、Yaleが提供する特定のスマートロックに対応し、年内に米国とカナダで利用を開始する予定。
ホスト向けには、類似するリスティングとの料金比較、ホスティング収入ダッシュボードの更新、補助ホストに受取金を分配するための2つのオプション、補助ホストとの新しいメッセージ機能を導入した。
このほか、2024年初旬にはゲストが支払う金額をより明確にホストが把握できるように料金の表示方法を変更する。