新客船「MITSUI OCEAN FUJI」全船チャーター91日間で、寄港地でのタビナカ予約も、JTBと商船三井クルーズが連携

JTBと商船三井クルーズは、クルーズ市場拡大に向けた連携協定を締結した。第一弾として、商船三井クルーズが2024年12月に運航を開始する新客船「MITSUI OCEAN FUJI」(3万2477トン、乗客定員458名)を全船チャーターし、2025年1月に「JTB南米ワールドクルーズ91日間」を実施する。

両社は、新たなクルーズ体験価値として、寄港地での観光について、体験予約プラットフォーム「JTB BÓKUN」を活用して、24時間対応可能なシームレス予約・決済サービスを提供するほか、スモールラグジュアリークルーズ船としての特性を活かし、大型クルーズ船では入港できない離島やその島内を巡るアドベンチャークルーズの開発にも取り組む。

また、JTBの海外拠点ネットワークを活用し、香港・台湾・シンガポール・タイからの訪日インバウンドも強化。販売レップ機能も含めたワンストップサービスを担うことで活発化している訪日旅行需要に対し、新たな切り口でクルーズを提案していく。

さらに、MITSUI OCEAN CRUISESが目指す「日本発祥のウェルビーイング」に向けて、「クルーズ」と「旅」を通じて生活の質の向上を体感できる商品を共同開発。ワーケーションやサブスクリプションなどを取り入れたプランによる新たな個人需要の創出に加えて、企業のMICEでの活用促進など新たな法人需要の創出も進めていく。

MITSUI OCEAN FUJIは、客室229室。横浜発着の「JTB南米ワールドクルーズ91日間」は2025年1月9日~4月9日に実施され、14カ国19都市に寄港し、パナマ運河も通航する。

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