マクロミルは2013年5月17日、一般消費者の消費に対する意識と実態の定点観測調査データから分析した2013年のゴールデンウィークの消費傾向「2013年ゴールデンウィークの振り返り」を発表した。
これによると、今年のゴールデンウィークの外出日数(特別な買い物やレジャー、会合など)は、連休前半(5月1週:4月25日~5月1日)は1.57日、連休後半(5月2週:5月2日~5月8日)は1.93日となり、ほぼ前年並みとなった。4月に入ってからは昨年を下回る推移だったが、ゴールデンウィークに昨年と同水準に回復した。
一方、ゴールデンウィーク中の消費金額は5月1週が1万6600円(前年比:2500円減)、5月2日は1万8000円(同:1100円減)。消費金額は4月2週から前年を下回る推移が続いており、ゴールデンウィーク中でも前年水準に並ぶことはなかった。マクロミルでは外出機会が前年並みであったのに消費金額がマイナスとなったことから、「アベノミクス効果が一般消費者の財布の紐を大幅に緩めるまでには至っていないようだ」としている。
比較的出費の多かった5月2週の消費内容は、「家族との外食」(40.7%)、「プレゼント・ギフト」(13.2%)、「国内旅行」(10.9%)がそれぞれ前年を上回り、「お酒」(24.8%)、「書籍・雑誌」(21.3%)、「化粧品」(9.8%)は減少した。マクロミルではイベントや体験など「コト」に対する消費が堅調とし、「モノ」の購入は買い控えや節約意識が残っているとしている。