アジア大手LCCのエアアジア・グループの持ち株会社「キャピタルA」は、同社が提供するスーパーアプリ「airasia Super App」で会員のコミュニティ化を進める戦略を明らかにした。その一環として、チェット、ゲーム、ギフトなどの機能を新たに導入することで、会員コミュニティのつながりを強化する。
現在airasia Super Appは約5100万人の旅行者のデータベースを保有。同社のトニー・フェルナンデスCEOは「airasia Super Appの未来は『エアアジア共和国』。アセアン全体のコミュニティをつなげていく。キャピタルAは、このエコシステムを強化し、より自立したカスタマーエンゲージメントを強め、ユーザーエクスペリエンスを向上させていく」と述べている。
airasia Super Appでは、コミュニティで独自のソーシャルプロフィール設定を可能にした。これによって、ユーザーによる1対1のチャット、同じ興味を持つユーザー同士のコミュニケーション、コンテンツのパーソナライズなどができるようになった。また、メッセンジャーサービスとして、他の旅行者や連絡先リストに登録された旅行者とやり取りすることも可能。さらに、20以上のアクティブなコミュニティに参加し、チャネルをフォローすることで最新のニュースやプロモーションを入手するできるようにした。
ギフト機能は、韓国のモバイルバウチャー企業「COOP Marketing Group」と提携。「エアアジア・ギフト」として越境ECも可能としている。まずはマレーシア、シンガポール、インドネシアでサービスを開始する。