アブダビ国際空港のターミナルAの運用が2023年11月1日に開始された。これにより、同空港では旅客収容能力が大幅に増強。年間最大4500万人の旅客処理が可能になる。
ターミナルAへの移行は2週間にわたって3段階で行われ、11月1日からはウィズエアなど15社の航空会社が運用を開始。11月9日からはエティハド航空が1日16便の運航を始め、11月14日には28社すべての移行が完了する予定だ。
3万5000平方メートルにおよぶ ターミナルAには、163店のショップや飲食店が開業。グッチ、イヴ・サンローラン、フェラガモなどの高級ブランドのほか、138室のホテルもオープンする。
また、最新の旅客体験として、初期段階では、自動手荷物預け機、入国審査のeゲート、搭乗ゲートなどの主要なエリアに生体認証ソリューションを導入。その後、旅客をスクリーニングするための顔認識技術を取り入れ、待ち時間を最小限に抑えることを目指す。
このほか、環境にも配慮。7500枚以上の太陽電池パネルは年間5300トンの二酸化炭素を削減。また、水の消費を削減するように設計されている。