米観光産業ニュース「スキフト」が、最新の旅行市場動向として日本と英国に関するレポートを報じた。
日本については、2023年10月の訪日外国人数が初めて2019年の水準を超えたことに言及。一方で、タビナカ体験予約のKKdayチーフ・オペレーティング・オフィサーのウェイ-チュン・リウ氏の話として、「日本は急速な需要の回復への対応に苦労している」と伝え、特にバスとツアーガイドの不足が問題になっていると指摘している。
一方、英国については、英国政府観光庁(ビジット・ブリテン)CEOのパトリシア・イェーツ氏が「英国への中国人旅行者の回復は遅い」ことを認めた。中国発英国行きフライトの予約数は2019年の50%にとどまっており、イェーツ氏は、その理由を「今年8月まで英国へのグループ旅行が認められていなかったため」としている。
パンデミック前、中国人旅行者の英国での消費額は、米国に次いで2番目に多かった。
※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(skift)」から届いた英文記事を、同社との正規提携に基づいてトラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。
オリジナル記事: UK Faces the Slow Return of Chinese Tourists
著者:Rashaad Jorden氏