帝国データバンクは、2024年に「周年」を迎える企業をまとめた。それによると、全国で13万224社が周年を迎え、そのうち「50周年」を迎える企業が1万8376社、「100周年」が2019社にのぼることがわかった。
最長は、長崎に本店をもつ「カステラ本家福砂屋」の400周年。また、茨城県水戸市で結婚式場やホテルを営む「伊勢甚本社」が300周年を迎える。そのほか、空調機の「ダイキン工業」、菓子メーカー「ブルボン」、玩具メーカー「タカラトミー」らが100周年となる。
業種別では、「建設」が3万6624社と全体の28.1%を占め最も多く、次いで「サービス」が3万4739社で、両業種で周年企業の半数以上を占めている。
上場企業のなかで2024年に周年を迎える企業は314社。
周年を迎える企業では、多くが記念パーティーの開催やオリジナル商品の販売、特別キャンペーンなどを計画。また、その場限りの祝い事として対応するのではなく、各企業の過去・現在・未来を考える貴重な機会に位置づけ、記念事業としてビジネスにつなげる動きもみられるという。