国内航空各社は、今年のゴールデンウィーク期間(2021年4月29日~5月5日)の国内線利用実績をまとめた。各社ともコロナ禍1年目の前年からは大幅に旅客数を伸ばしたものの、ゴールデンウィーク前に発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響を受け、前々年比では依然として低い水準にとどまった。
ANAは、期間中運休・減便対応を行ったため、提供座席数は前々年比で32.4%減少。全方面で旅客数が減少し、合計では同63.4%減の41万4381人、搭乗率は同40.1ポイント減の47.3%に終わった。
JALグループも同様に提供座席数を同31.8%減に縮小。総旅客数は同63.5%減の31万8555人、搭乗率は同42.6ポイント減の49.1%だった。
そのほかの航空会社も、前年比では大幅に旅客数を伸ばしたものの、搭乗率は低い水準に終わった。スカイマークは旅客数8万7415人、搭乗率43.9%。AIR DOは旅客数5万583人、搭乗率54.7%。スターフライヤーは旅客数1万7097人、搭乗率53.6%。ソラシドエアは旅客数2万5986人、搭乗率39.3%。
LCCでは、Peachは旅客数7万9716人、搭乗率52.4%。ジェットスター・ジャパンは旅客数8万7642人、搭乗率74.6%。SPRING JAPANは旅客数555人、搭乗率は69.1%。