カンボジア、観光名所アンコールワットの玄関口になる新空港が開港、年間700万人の旅客に対応

世界的な観光名所アンコールワット(カンボジア)の玄関口として、新たにシェムリアップ・アンコール国際空港が2023年10月16日に開港した。初日にはバンコク発のバンコク・エアウェイズ便のほか16便が到着した。

この空港は、カンボジアと中国の間の55年間にわたる建設・運営・移転 (BOT) プログラムに基づいて、アンコール ワットの東約40キロメートルの700ヘクタールの土地に約11億ドル(約1640億円)をかけて建設された。滑走路の長さは3600メートル。旧空港は、寺院群から5キロしか離れておらず、航空機の離発着による振動でその基礎が損傷する恐れがあるため、廃止されることが決まっていた。

新しい空港は年間700万人の旅客に対応。2040年には年間1200万人の旅客に対応できるように増強される予定。

カンボジア観光省によると、カンボジアへの2023年1月~8月の外国人観光客数は約350万人。2019年には約660万人の外国人観光客を受け入れていた。

このほか、首都プノンペンでも中国資本による新空港の建設が進んでいる。建設費用は約15億ドル(約2235億円)。「テチョ国際空港(Techo International Airport)」として2024年に開港する予定だ。

※ドル円換算は1ドル149円でトラベルボイスが算出

※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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