フィンエアー、名古屋/ヘルシンキ線を週2便で再開、2024年5月から、日本路線は週20便に

フィンエアーは、2024年5月31日からヘルシンキ/名古屋線の運航を週2便で再開する(ヘルシンキ発は5月30日)。名古屋線(中部国際空港)は、新型コロナの影響で運休しており、2030年以来約4年ぶりの再開となる。

これにより、2024年夏期では、羽田線週7便、成田線週6便、関西線週5便を加えて、日本路線は週20便まで回復することになる。

日本に来日した同航空チーフ・コマーシャル・オフィサーのオーレ・オルベール氏は、記者会見の場で「新型コロナに加えて、ウクライナ危機によるロシア空域の閉鎖でアジア戦略に大きな影響が出た。それでも、日本市場へのコミットメントは変わらない」と話した。また、現在、日本発のアウトバウンド需要の回復が遅れているが、「来夏には状況は良くなっているだろう。楽観的に見ている」と続けた。

フィンエアーは、アジアから最も近い欧州への入口を強みにしていたが、ロシア上空を迂回するルートでの運航のため、現在の日本便の所要時間は約12時間に伸びている。しかし、オルベール氏は、他社も同じような状況のため「その強みに変わりはない」と強調した。

その中で、フィンエアーは長距離機材のアップグレードを進めているところ。A350XWBを19機発注しているほか、A350およびA330の客室のリニューアルも進めており、今冬にはその最新A350を羽田線と関空線に投入する。来夏には日本路線すべてで移行が完了する予定だ。

コロナ前に運航していた福岡線と札幌線の再開については、現状A350はフル稼働のため、「現時点では不明」と話すにとどめた。ただ、残りのA350XWB2機を受領したのちには「日本路線を拡大する可能性はある」との認識を示した。

2023年に創立100周年、日本就航40周年を迎えたフィンエアーの戦略を説明するオルベールCCO。

また、オルベール氏は、ヘルシンキ・ヴァンター空港の大規模リニューアルについても言及。2013年から10年をかけて実施されているプロジェクトで、すべてのゲートとフライトを同一ターミナルに集約するなど利便性を高めている。2021年には新しいロビーがオープン。また、新たなラウンジもオープンした。

このほか、サステナビリティへの取り組みについて「企業活動の根幹と位置付け、2045年までのカーボンニュートラル達成を目指す」と説明。現在、ロシア上空を回避するルートを運航で従来よりも30%から40%航続距離が長くなっているため、CO2排出量も増加しているが、「カーボンニュートラルの計画に変更ない。最新のエンジンや機体、SAFの使用、新しいテクノロジーの導入などによって、目標を達成していく」と意気込みを示した。

名古屋線の運航スケジュールは以下の通り。

  • AY080 名古屋22:50発/ヘルシンキ05:55(翌日)着/金・月
  • AY079 ヘルシンキ00:15発/名古屋19:05着/木・日

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