【年頭所感】tripla(トリプラ)CEO 高橋和久氏 ―宿泊施設の持続可能な成長をサポート、海外展開をさらに加速

tripla(トリプラ)の代表取締役CEOの高橋和久氏が、2025年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

高橋氏は2025年の経営戦略について、「市場ニーズに応じたサービスの多機能化」「海外市場展開の加速」「地域社会の発展支援」「人材のグローカル化」の4つに向けてアクションを起こしていくと明言。特に海外市場については、フィリピン拠点設立を皮切りに他国にも進出し、グローバルなシステム連携で海外展開、インバウンド集客を強化していく方針を示した。

また、今後、会社のパーパスに「パーパス・ビジョン・コアバリュー」を掲げ、営利目的だけでなく、社会問題を解決するために宿泊施設の持続可能な成長、世界中の地域社会の発展に向けて駆け抜けていきたい考えを示した。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


年頭所感

謹んで新春のお祝いを申し上げます。

まず昨年を振り返りますと、年初は140円前後で推移していたドル円為替市場が一時160円を超える円安となり、宿泊業界にとってはインバウンドにて客数が伸びると共にADRが大きく上がった一年でありました。一方で、インバウンドの伸びと引き換えにクレジットカードの不正利用が増加し、カードの不正利用を阻止すべく様々な対策を講じた年でもありました。社内に目を向けますと、M&Aにてトリプラグループに迎え入れたBookandLink社・Surehigh社・Endurance社のPMIを実行し、サービスを一つに統合する準備が大きく進捗しました。

本年度のトリプラは、「市場ニーズに応じたサービスの多機能化」「海外市場展開の加速」「地域社会の発展支援」「人材のグローカル化」の4つを経営戦略に掲げアクションを実行していきます。まず、決済ソリューションの強化、集客・CVRの改善施策、AIを活用したDXソリューションを中心とした多機能化を推進します。海外市場においては、フィリピンの拠点設立を皮切りに他の国にも拠点整備を進め、グローバルにシステム連携を強化し海外展開及びインバウンド集客力を高めるサービスを提供していきます。また、SDGsの2つの目標にコミットし、地域社会の発展を支援していきます。人材戦略に関しては、海外を中心にグローバルに活躍できる人材を積極的に採用して参ります。昨年インドネシアで採用したスタッフは、日本語と英語を使いこなしトリプラのサービスのインドネシア展開に大きく貢献しました。今後もこのような人材戦略を続けていきたいと考えています。

最後に、昨年12月に中期経営計画の中でパーパスを発表させていただきました。これまではミッション・ビジョン・コアバリューを掲げて経営を行ってきましたが、これからはパーパス・ビジョン・コアバリューを掲げて経営を行っていきます。企業が活動を行っていく目的はお金を稼ぐという営利目的だけではなく、社会問題を解決することが求められていると考えています。そのため、「最高の旅行ソリューションを通じて、宿泊施設の持続可能な成長と、世界中の地域社会の発展を支援する。」を会社のパーパスに設定し、2025年を駆け抜けていきたいと思います。

tripla株式会社

代表取締役CEO 高橋和久

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