航空各社、GW予約数は9割減、前例ない下げ幅、新型コロナウイルスの緊急事態宣言で

航空各社は、今年のゴールデンウィーク期間(2020年4年29日~5月6日)の予約状況を発表した。新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言が5月6日まで出されていることから、各社とも前例のない下げ幅となっている。

ANAは、国内線で前年比8.2%減の134万6919席を提供する計画だが、予約数は同89.1%減の13万2011人。予約率は同72.1ポイント減の9.8%となっている。なお、ANAでは4月23日にゴールデンウィーク期間中の運休・減便を発表する。

報道資料より国際線では、提供座席数が同89.4%減の3万1078席に対して、予約数は同96.1%減の9269人。予約率は50.4ポイント減の29.8%。方面別で最も予約数が多いのはアジア・オセアニアで4799人(同95.1%減)。次いで北米の3490人(同91%減)。中国は提供座席数500席に対して予約数は327人。

報道資料より日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター、琉球エアコミューターを含むJALグループの国内線は、提供座席数を同66.8%減の36万1558席に縮小。予約数は同87.3%減の12万342人で、予約率は同53.7ポイント減の33.3%。

報道資料より国際線は、提供座席数1万4655席(同94.1%減)に対して、予約数は5132人(同97.6%減)。予約率は35%となっている。

スカイマークは、提供座席数18万1602席(前年21万4524席)に対して予約数は1万9842人(前年17万6139人)で、予約率は10.7%(前年82.1%)。なお、同航空は成田/サイパン線の運休期間を5月31日まで延長すると発表している。

AIR DOは、提供座席数が同17.1%減の5万8845席。予約数は同90.9%減の5953人で予約率は同82.5ポイント減の10.1%。

スターフライヤーは、同3.1%増の4万7560席を提供する計画も、予約数は同90.1%減の3835人。予約率は同76.1ポイント減の8.1%。なお、国際線の北九州/台北線、中部/台北線は5月31日まで運休する。

ソラシドエアは、4月29日と30日に11路線で52便/日を減便。近日中に5月1日以降の減便を発表することにしてることから、提供座席数は現時点で公表していない。予約数は同86%減の7823人で予約率は同73.9ポイント減の14.5%。

Peach Aviationの国内線は、提供座席数5万400席(同44.9%減)に対して、予約数は8342人(同89.3%減)。予約率は16.6%(前年85.6%)。国際線は5月31日まで全便運休中。

ジェットスタージャパンの国内線は、提供座席数1万6920席(同89.4%減)に対して、予約数は8876人(同92.5%減)。予約率は52.5%(前年74.1%)。成田/上海・香港・台北・マニラ、関西/マニラ、中部/マニラの国際線は5月31日まで運休。

SPRING JAPAN の国内線は、提供座席数1134席(同93.6%減)に対して、予約数は102人(同99.4%減)。予約率は9.0%(前年88.8%)。国際線は、成田5路線を5月31日まで運休。成田/ハルビン線を週2便から週1便に減便し、ゴールデンウィーク期間中は5月3日のみ運航。提供座席数282席に対して予約数は181人となっている。

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