【年頭所感】Trip.comグループ日本代表 勝瀬博則氏 ―回復に向け積極投資、若者に支持されるサイトに

Trip.comグループ日本代表の勝瀬博則氏が、2022年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

勝瀬氏はコロナ禍の困難な状況でサービスを利用したユーザーや、危機を乗り越えるべく協業してきたパートナー、社員に対して謝意を表明。いまだ先行きは不透明ながらも、将来の旅行の回復と成長に寄与すべく、システムやサービスなどに積極的に投資する同社の方針を述べた。また、GLOCALカンパニーとして、各市場での現地化による利便性・信頼の向上も推進。中国市場ではスマホ、アプリの旅行予約が多く、アプリでは旅行者の動画投稿やライブコマースなど多様な機能を搭載していることから、日本市場でも若者に支持されるサービスを提供していく考えも示した。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2022年 年頭所感

新年明けましておめでとうございます。

2021年も2020年に引き続き新型コロナの感染拡大の影響を強く受けた一年となりました。長引く困難な状況にも関わらず、弊社サービスをご利用いただいたお客様、共に危機を乗り越えるべく協業していただいた各社パートナーの皆様、またチャレンジを続けてくれている弊社の社員に、心より厚く御礼申し上げます。

【将来の回復を見込んだ積極的な投資】

昨年11月26日にTrip.comが世界旅行ツーリズム協議会(World Travel & Tourism Council)と共同で発表いたしました「Trending in Travel」には、2022年のアジア太平洋地域における国外旅行支出の成長率は148.3%になるという予測があります。オミクロン株の流行など先行きはまだ不透明ではありますが、街に人流が戻り、国内旅行については需要が徐々に戻りつつあることを皆さん感じ始めていらっしゃることと存じます。国外の旅行は依然として制限されている状況ではありますが、旅行者の方々の旅への想いは依然として高くあります。Trip.comは旅を愛する旅行者のために積極的にシステム、サービス、ネットワークを拡充し将来予測される国外の旅行の回復と成長に寄与いたします。

【現地化による利便性・信頼性の向上】

Trip.comは中国国内、中国からのアウトバウンドには強みを発揮していましたが、中国以外の市場においてはその実力を十分に発揮していたとは言えませんでした。2021年はマーケティング、運営、サービスの現地化を大きく推進しGLOCALカンパニーへと変貌いたしました。2022年はその活動をさらに推進し国内の旅行者ならびに事業パートナーの皆様からも信頼され、選んでいただける企業として成長いたします。

【若者に支持される旅行サイトに】

国内では30代までの若者の9割以上がスマートフォンを所有し、QR決済が急速に伸びたように、スマートフォンが生活の中での比重を多く占めるようになってきています。中国市場ではスマホ、アプリからの旅行予約が一番多く占めています。また、アプリ内で旅行者が動画投稿できるサービスやスマホでのライブコマースなど、今までの旅行アプリにはないさまざまな機能を搭載しています。弊社では、今後の日本市場においても同様に、多くの若い旅行者に支持をいただけるサービスを提供したいと考えています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Trip.com Group日本代表 

勝瀬博則

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