【年頭所感】JTB代表取締役 社長執行役員 山北栄二郎氏 ―国際交流再開の年、多様性とダイナミックな新JTBに

JTB代表取締役 社長執行役員の山北栄二郎氏が、2023年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

山北氏は、2023年4月からリブランドに着手する新JTBの姿を「期待を超える挑戦を続け、新たな交流時代を切り拓く」と説明。事業活動とブランディング活動の両輪で、多様性あふれるダイナミックなJTBグループに進化させていくと意気込んだ。2023年については、国際交流再開の年となるとの見解を示し、交流が持つ前向きなエネルギーで世界が満たされることを願うと同時に、交流を可能にする社会・地球環境を未来に向けて持続させるための努力を続けていくとしている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2023年 年頭所感

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2022年は夏季に新型コロナウイルス第7波の感染拡大が見られたものの、10月には大幅な水際対策の緩和が実施され、待ち望んでいた国境の全面的なオープンとなりました。同時期に全国旅行支援も開始し、欧米に後れを取っていた日本も、本格的な交流再開に向け一歩を踏み出しました。JTBグループは、この3年間厳しい環境にありながらも交流の再開を信じ、日本および世界のネットワークを守ってきました。交流を待ち望んでいたお客様が、国内外の訪問先で心豊かな体験をしていただけますよう、準備を整えております。

私たちは今年の4月より、JTBグループ全体のリブランディングに着手します。中期経営計画に則り事業ポートフォリオの変革を進める中、お客様に認知していただきたいJTBブランドの姿を示していくことが目的です。その姿とは、「期待を超える挑戦を続け、新たな交流時代を切り拓く」こと。事業活動とブランディング活動の両輪で、多様性あふれるダイナミックなJTBグループに進化させていく所存です。お客さまと共に歩むその道のりを、先行してリニューアルしたJTBコーポレートサイトのオウンドメディア“JTBeing”(※1)を通じてお伝えしていきたいと思います。

さて今年は、3月に2023ワールド・ベースボール・クラシック(東京・台湾・米国)、9月にはアドベンチャートラベル・ワールドサミット(北海道)、ラグビーワールドカップ2023フランス大会が開催されます。来年は、第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)・パリ2024パラリンピック競技大会、2025年には日本国際博覧会(大阪・関西万博)や第20回世界陸上競技選手権大会など、日本を起点に国際往来が活発になる大型イベントが続きます。

開催を見合わせていたJTBのオリジナルイベント、第136回杜の賑い沖縄(1月、沖縄)や、協賛する第27回ホノルルフェスティバル(3月、ハワイ)も、リアル開催に向けて着々と準備を進めております。JTBグループではたらく一人ひとりが、持てるホスピタリティを発揮しながらこうした交流を支え、お客様の笑顔のそばに居られることに、あらためて喜びを感じております。

JTBグループは昨年、「JTBサステナビリティレポート2022」(※2)を公開いたしました。社として取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を「心豊かなくらし」「取り巻く環境」「パートナーシップ」の3つに定め、環境配慮やESG観点の商品やサービスなど、サステナブルな交流を作るソリューションの提供を始めています。脱炭素化への取り組みを加速させるなど、“交流”を通じてこれらの3つ課題にチャレンジしていく所存です。

2023年は国際交流再開の年となります。感動と驚きに満ちた交流は、間違いなくひとびとを元気にします。交流が持つ前向きなエネルギーで世界が満たされることを願うと同時に、交流を可能にする社会・地球環境を未来に向けて持続させるための努力を、私たちはひたむきに続けてまいります。

皆さまのますますのご健勝とご発展を心よりお祈り申しあげ、年頭のご挨拶といたします。

※1 https://www.jtbcorp.jp/jp/jtbeing/
※2 https://press.jtbcorp.jp/jp/2022/10/jtb-sustainability-report-2022.html

株式会社JTB

代表取締役 社長執行役員 山北栄二郎

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